日本ダービー(東京優駿)と言えば中央競馬クラシック三冠の1つで、「競馬の祭典」として競馬ファンだけじゃなく普段は競馬をやらない人たちにも広く知られている競走です。
中央競馬クラシック三冠の残り2つ、皐月賞は「最も速い馬が勝つ」、菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われていますが、日本ダービーは「最も運のある馬が勝つ」と言われています。
しかし、運とは言われているものの「日本ダービーで勝利した馬は燃え尽きてしまう」なんて話もあるレースです。そんな日本ダービーでももちろん、サイン理論派はいくつものサイン馬券予想を繰り広げています。
天皇賞や有馬記念は数多くの強いサインで的中した実例がありますが、日本ダービーではそこまで多くありません。もしかすると日本ダービーはサイン馬券予想との相性が悪いんでしょうか?この記事では日本ダービーでのサイン馬券的中実績と、過去の日本ダービーのサイン馬券予想の検証を行いたいと思います!
日本ダービーの的中実例
まず最初に、日本ダービーのサイン予想が的中した実例について、どんなものがあるかこれからご紹介していきたいと思います。やはり的中実例が少ないレースより、的中実例の多いレースの方がサイン馬券予想を行う価値があるように感じますよね。
日本ダービーとサイン馬券予想の相性は一体どのようになっているのでしょうか?
2013年5月26日に行われた第80回東京優駿(日本ダービー)では、井崎脩五郎が東京スポーツ紙面においてキズナ以外に考えられないと予想し、結果キズナが1着に入った[9]。これは、ダービーが第80回であることと、当時の世間の話題として三浦雄一郎が80歳でのエベレスト登頂に成功するなど、80が注目されていており、「絆」(キズナ)のつくりに「八」「十」が入っているためとしていた。
引用元:Wikipedia
まず、有名なのがみんなのKEIBAなどにも出演している井崎脩五郎が発言しているサイン馬券予想についてです。
当時、80歳でエベレストの登頂に成功した三浦雄一郎はかなり話題になっていました。そこから80という数字が注目されただけでなく、日本ダービーの開催回数が第80回であるということで、「八」「十」という形が入っている「絆(キズナ)」に注目。漢字の作りに注目するというサインもよくありますが、2013年のこの日本ダービーのサインは強いサインだったのかもしれませんね。
上記翌週の2017年5月28日に行われた、第84回東京優駿(日本ダービー)でも、引き続き藤沢和雄厩舎のレイデオロが1着に入った。そして、このレース前には、国家独唱としてソプラニスタの岡本知高が登場したが、岡本は2004年の第71回東京優駿(日本ダービー)でも国家独唱を務めており、その当時の結果がそのまま13年後のダービーにも引き継がれた[12]。
2004年は、1着がキングカメハメハ、2着がハーツクライ、3着が青葉賞勝ち馬(ハイアーゲーム)であった。
2017年は、1着がキングカメハメハ産駒のレイデオロ、2着がハーツクライ産駒のスワーヴリチャード、3着が青葉賞勝ち馬(アドミラブル)であり、13年前の結果を再現したような結果になった。
引用元:Wikipedia
また、こんなサインもあるようです。
1着キングカメハメハ、2着ハーツクライ、3着青葉賞勝ち馬ハイアーゲームだった2004年。そして13年後の2017年に1着キングカメハメハ産駒レイデオロ、2着ハーツクライ産駒スワーヴリチャード、3着青葉賞勝ち馬アドミラブル…これは物凄いサインのかもしれません。ただし、結果としてみれば偶然に偶然が重なっているように見えますが、実際にこのサインを読み取って馬券購入に活かすのは難しそうな気もします。
2019年日本ダービーからサイン馬券予想を検証
それではここからは2019年に開催された日本ダービーの結果からサイン馬券予想を検証していきたいと思います。
2020年の日本ダービーのサイン馬券予想も行いたいところですが、サイン馬券予想というのはその年の世相やその時に大きな話題になっているニュースやイベント、競馬のレースの広告からサインを読み取ることで競馬の馬券購入に活かすというもののため、どうしても先取りして予想を行うことが出来ません。
ですので、2020年の日本ダービーの予想をより良いものにするために2019年の日本ダービーを復習する気持ちでチェック、検証していきましょう。
2019年日本ダービーのサイン馬券予想その1「テレビコマーシャルの色」
人気の美女&イケメン芸能人が何人も出演している大好評のJRAによる競馬のテレビコマーシャル。2019年にはJRAイメージキャラクターに新しいメンバーが加わったため、また以前よりももっと面白いテレビコマーシャルになってきたと人気が高まっているようです。
2019年の日本ダービーのCMの内容は「初ダービー」というもの。ダービーは毎年初めての気分という内容のCMで、エキストラも沢山集めて撮影されている豪華なテレビコマーシャルとなっています。
このテレビコマーシャルで気になるほど何度も出てきているのが「ピンク」「オレンジ」などの色です。このことからオレンジの「7枠」、ピンクの「8枠」がくるのではないかと予想されていましたが、1着は1枠で白、2着は4枠で青、3着のみ7枠でオレンジと、3着のみが的中していました。
2019年日本ダービーのサイン馬券予想その2「3回目のダービー」
これもテレビコマーシャルからですが、出演している松坂桃李、土屋太鳳、柳楽優弥、高畑充希にとっては初めてのダービーではなく3回目のダービーとなっています。これもこのテレビコマーシャルで非常に強調されていた部分となっています。
出走騎手の中に今回が日本ダービーでの騎乗が3回目だという騎手はいませんでしたが、ここで勝てば日本ダービー3勝目になるというのがミルコ・デムーロ騎手でした。しかし、ミルコ・デムーロが騎乗したアドマイヤジャスタは4番人気で18着という大敗となってしまいました。
テレビコマーシャルで3回目ということがかなり強調されていたこともあって、サインとして考えやすいものではあると思いますが、もしこのサインによって馬券を購入してしまっていたら目も当てられない結果になってしまっていたのではないでしょうか。
サイン馬券予想を行なっているという人は多く、中にはしっかり研究したり考察を行なっている人がおり、関連書籍まで出版されているほどですが、どうしてもオカルトっぽいイメージが拭えないのはこのようにかすることすら無く大外れしてしまうからかもしれませんね。
サイン理論で予想に用いられるサインが1つなら予想は簡単ですが、同じサインだったとしてもそれを見る角度によっては予想の出し方が変わってきます。いくつもあるサインの中から的中するであろうサインを見つけ出すのはサイン馬券の楽しいところでもあり、非常に難しいところでもあると言えるのではないでしょうか。
2019年日本ダービーのサイン馬券予想その3「ダービー初出走騎手」
日本ダービーのテレビコマーシャルではダービーはいつも初めての気分という言葉が出てきます。日本ダービーは3歳限定のレースであるため競走馬はもちろん出走するのは初めてということになりますが、日本ダービーに初めて出走する騎手となるとどんな人がいるでしょうか?
2019年の日本ダービーではレーン騎手、竹之下騎手、横山武騎手、石川騎手と絞るのが難しいほどダービー初騎乗の騎手が出走します。結果、竹之下騎手騎乗のヴィントは14着、横山武騎手騎乗のリオンリオンは15着、石川騎手騎乗のエメラルファイトは12着という結果で、唯一上位に食い込んだのは外国人騎手であるレーン騎手騎乗のサートゥルナーリアが4着になったのみでした。
2019年日本ダービーのサイン馬券予想その4「ポスター」
日本ダービーのポスターは去年日本ダービーで優勝したワグネリアンが真ん中で堂々と鎮座しているところに「それは、1/7071の奇跡。」という言葉が書いてあるというものでした。3歳世代は7071頭いますが、生涯で一度しか挑戦することが出来ない日本ダービーの頂点に立てるのは7071頭の中でもたった1頭のみ。
このポスターをサインと考えるのなら、ワグネリアンの鞍上だった福永騎手騎乗するランフォザローゼスに注目したいところですが、7着という結果となりました。ポスターやカレンダーなどのJRAが発行する物はサインだと考えられることがかなり多いようなのですが、そこから上手くサインを見つけ出すのは簡単ではないようです。
だからと言って深読みに深読みを重ねてしまうと予想なのか妄想なのかわからなくなってしまいそうですし、いい塩梅のサイン馬券予想を行うというのはなかなか難しいものです。
2019年日本ダービーのサイン馬券予想その5「令和サイン」
2019年といえば日本人にとって大きな出来事があった年でした。それが平成から「令和」と新しい元号に変わったことです。2019年は競馬があれば令和サインが囁かれた年でもありました。
元号が変わるのは天皇陛下の御退位、そして皇太子殿下の御即位が行われるからこそですが、これを王位継承と考えたすると「王」を連想させる馬が1頭います。それがダノンキングリーです。戸崎騎手騎乗のダノンキングリーは1着ではなかったものの2着に入りました。
まとめ
以上、日本ダービーのサイン馬券についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。
2019年の日本ダービーで買ったのは12番人気のロジャーバローズと大荒れの展開となりました。やはり荒れたレースになればその分サインで的中させるのも難しくなってしまうのかもしれません。
サイン馬券の予想方法にも様々な方法がありますが、自分にあった予想方法でサイン馬券を購入してみてはいかがでしょうか。